ライタ writer5c
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ライタの製作
部品の説明
コンデンサ
1µF 以下の極性の無いコンデンサは積層セラミックコンデンサ、大きく
て極性のあるコンデンサは電解コンデンサを使う。
耐圧は使用電圧の 3 倍程度に設定するということから、 5V のラインは 15V
の耐圧とし、 9V, 12V のラインは 50V の耐圧とする。
ダイオード
-
1N4148 は小電力用のダイオードで 1S1588 の代用品。
-
8.2V の表示はツェナーダイオード。ツェナーダイオードは熱に弱いので製作
時に注意する。
IC
- PIC は表示上は PIC12C509P となっているが、フラッシュメモリ版の PIC
12F629 も安価であるため、 12F629 を主に利用することになる。
- MAX662CPA は 5V から 12V を作る IC で、秋月電子では PDIP の IC ソケッ
トが利用できるように基板に実装されている。
- 78L05 は三端子レギュレータである。
- IC5 は40 ピンのゼロプレッシャー IC ソケット
LED
- LED の電流制限には 10kΩ の抵抗を使用している。
LED の種類によっては十分な明るさを得られない場合もあるので、その場合は
もっと抵抗値の小さなものにする
(黄色の LED には 12V かかることに注意する)。
X1
部品表に載ってないが必要な部品
- 8pin IC ソケット 2 個
- 3φ7mmネジ 2 本
- 2φ5mmネジ 3 本
- 9V乾電池
- 基板用足など
製作手順
- 部品の過不足がないか確認します。
部品表に部品を貼り付けると作業が楽です。
-
まず、実態図で赤線で書かれているジャンパ線を接続します。
IC ソケットの部分は IC ソケットを取り付けてしまうと接続できなくなるの
で注意して下さい。
また、半田付けは、一回一回、確実に接続されたか、また、隣接部分とショー
トしてないかをテスターで確認します。
- 抵抗、ダイオードなど背の低い部品から付けていきます。
ツェナーダイオードは熱に弱いので注意して取り付けて下さい。
- ICソケット、トランジスタ、コンデンサを取り付けます。
コンデンサは足を短くした方が性能(回路の安定性など)が上がります。
-
スイッチ、コネクタ、電池ボックスを取り付けて、一応完成です。
テストを行なって下さい。
坂本直志 <sakamoto@c.dendai.ac.jp>
東京電機大学工学部情報通信工学科