• 4-1. インターネットと漢字コード
  • 4-2. Meadow のインストール
  • 4-3. エディタの基本操作
  • 4-4. カットバッファ
  • 4-5. GIMP
  • 4-6. gnuplot
  • 4-7. 清書
  • 4-8. TeX
  • 4-9. キーボード入門 fair copy

    第 4 回 清書

    本日の内容


    4-1. インターネットと漢字コード

    インターネット(電子メール)で使用可能な文字はRFC1468 という文書により定められてます。 その規格の名前は ISO-2022-JP です。

    この規格ができた後に、各メーカがパソコンで使用できる文字を追加してしまっ たため、ワープロなどパソコンの中では使用できても、電子メールでは使用で きない文字が次のようにいくつかあります。それぞれ示したような代わりの表 現を使用して下さい。

    漢字の半分の幅で表示されるカタカナ
    漢字と同じ幅のカタカナを使用する。
    丸つき数字
    (1) など、数字と他の文字を組み合わせる。
    漢字と同じ幅で表示されるローマ数字
    I II III IV など英字の組合せで表現する。

    4-2. Meadow のインストール

    有名なエディタ emacs の Windows 版 Meadow を使用します。ソフトウェアのぺージの説明にしたがって、 Meadow をインストールしなさい。

    Meadow は、Windows の「メモ帳」などと違い、キーボード上の手をホーム ポジションから動かさなくても多彩な機能を使えるように設計されています。 そのため、キーを押すことによりさまざまな状態に変化します。 操作が分からなくなってしまった時は、 Ctrl-g を押すと、 文字を入力する基本的な状態へ戻ります。

    4-3. エディタの基本操作

    情報を編集するものをエディタと言います。また、テキストファイルを編集す るエディタをテキストファイルと言います。 ここではどのようなエディタにもある機能を紹介します。

    文字の入力

    文字を押すとその文字が入力されます。通常は挿入モードといい、 カーソルのある位置へ文字が挿入されます。 insキーを押すと上書きモードになり、カーソル 位置の文字を押した文字と取り替えるように文字が入力されるようになります。 Backspace キーDel キーで修正ができます。 また「半角/全角 漢字」キーを押すと日本語入力が可能になります。

    但し、マイクロソフトワードでは、押した文字と違う文字(大文字や漢字と同 じ幅の文字)が入力されることがあります。 また、Word 2002 は ins キーを押しても上書きモードになりません。

    削除、コピー

    文字の特定部分を指定して、削除、コピーができます。

    通常、ポインティングデバイスを使用して、文字上をドラッグすると、左ボタ ンを押したところから、離したところまでの範囲を指定できます。

    Meadow ではさらに、一番最近 Ctrl-Space を押した位置から、カー ソルまでの文字を指定できます (これを利用すると何ページにも渡る領域を複雑なマウス操作なしで指定でき ます)。

    「Edit」や「編集」のメニューから「削除」を選ぶと指定領域を削除できます。 一番最近削除した領域は、メモリーの中に保存されます。 この削除した領域を一旦保存しておくメモリーの領域をカットバッファ (またはクリップボード)と言います。 「Edit」メニューの中から「ペースト」を選ぶと、カーソル位置に先ほど削除 したものが挿入されます。 カーソルを移動して、そこで「ペースト」を行うと、そこに削除されたものが 挿入されます。

    「Edit」メニューの中の「コピー」を選ぶと、指定領域がただカットバッファ にコピーされます。画面上はなにも変わりません。 指定位置に指定したものをコピーするには、このコピー操作をした後、コピー する位置を指定して「ペースト」を行って下さい。

    image of cut buffer

    検索

    どのテキストエディタでも「検索(Find)」はあるはずです。

    Meadow では Ctrl-s で検索ができます。 探したい文字を入れていくと、入力の途中でも検索を行います。 次の候補を見つけたいときはさらに Ctrl-s を入力します。 目的の位置へ移動できたらEsc キーを押します。 途中で検索を止めたくなったらCtrl-gを押します。 文書を最後から最初の方へ検索する時はCtrl-rを押します。

    置換

    どのテキストエディタでも「置換(replace)」はあるはずです。

    Meadow では「Search→Query Replace」を使用します。 これはひとつずつ確認しながら置換します。 操作は次の通りです。

    Space キー
    置換する
    Backspaceキー
    置換しない
    Esc キー
    置換を途中で終了する
    !
    最後まで確認せずに置換する

    演習4-1

    1. 次の文字を入力しなさい。
      qwer
      asdf
      zxcv
      
    2. 「asdf」をコピーし、「qwer」の後ろに挿入しなさい。
      qwerasdf
      asdf
      zxcv
      
    3. 「asdf」を「ghjk」に置換しなさい。
      qwerghjk
      ghjk
      zxcv
      

    4-4. カットバッファ

    上で説明した「カットバッファ」は、アプリケーションソフトウェア間のデー タのやりとりに使えます(Windows では Macintosh と同様にクリップボー ドと呼ぶようです)。 例えば、Web ブラウザの内容の一部を電子メールで送ることも可能です。

    演習4-2

    次の手順に従って電子メールを送りなさい。

    1. 宛先 literacy@edu.net.c.dendai.ac.jp へ電子メールを送る準備をする。
    2. 次の内容をマウスで選択する。
      0000000 5089 474e 0a0d 0a1a 0000 0d00 4849 5244
      0000020 0000 0902 0000 2502 0302 0000 2200 8362
      0000040 0026 0000 5009 544c 0045 0000 4f2f ff4f
      0000060 ffff f36c c2ff 0000 9e0b 4449 5441 9c78
      0000100 9ded 8e4b aae4 8612 8f2d ac4a d522 8b23
      0000120 d4fd fa91 a0ec 157b 4796 e62d 4ae7 8677
      0000140 2a52 6289 1795 3f12 1378 f380 6e75 52d0
      0000160 a665 f8ed a5fd 360d ece0 07f8 f4f9 0f32
      0000200 26cf 8640 6537 4410 1dff ed39 abdf 552b
      0000220 1c73 a074 b1f8 c09c 4ae0 1981 1ac4 5928
      0000240 8037 052f e066 9026 fedf 15f6 0a5f c0c4
      0000260 c83f 1338 a1f9 3e5f 3106 4bce fefb 5223
      
    3. メニューの「Edit→Copy」を選ぶ。
    4. 電子メールの送信画面を選択し、本文を書く欄の中に、挿入する位置をマ ウスで指定する。
    5. メニューの「Edit→Paste」または「編集→貼り付け」を選ぶ
    6. メッセージを送信する。
    7. 正常に送れたら、その旨のメッセージが返ってくる。

    補足: 画像も同様の操作ができます。 ウィンドウの表示を画像としてカットバッファ(クリップボード)|に取り込み たい時は、「Alt+PrtSc(PrintScreen)」を押します。

    4-5. GIMP

    ソフトウェアのぺージの説明にしたがっ て、 GIMP をインストールしなさい。

    GIMP(Gnu Image Manipulation Program) は Adobe 社の Photoshop に匹敵す る性能を持つ、画像処理ソフトウェアです。 これは、絵を書いたり、写真を修正したり、画像ファイルのフォーマットの変 換に使用できたりと非常に高機能です。 GIMP は PNG ファイルや、 JPEG ファイルを作成できるため、 Web 用の画像 を作るのに便利です。

    演習4-3

    1. 「ファイル→新規」「了解」で新しい画像を作ります。
    2. できた画面上で右クリックし、「道具→描画ツール→鉛筆」を選びます。
    3. 左ボタンを押しドラッグすると太い黒い線が書けます。
    4. 画像上で右クリックし、「ダイアログ→パレット」でパレットを表示し、 別の色を選びます。
    5. 画像上で右クリックし、「道具→描画ツール→塗りつぶし」を選び、黒の 線で囲まれた部分を左クリックし、色を塗ります。
    6. 画像上で右クリックし、「フィルタ→ライト効果→きらめき」を選び、 「了解」を左クリックします。
    7. 「ファイル→別名で保存」を選び、「選択」の欄に「c:\work\doc\test.png」 を入力し、「了解」を左クリックします。そして、「PNM 形式で保存する」の 画面で「了解」を左クリックします。

    4-6. gnuplot

    ソフトウェアのぺージの説明にしたがっ て、 gnuplot をインストールしなさい。

    gnuplot はグラフを作成するアプリケーションソフトウェアです(gnu を名乗っ てますが、 GNU のソフトウェアではありません)。 使い方は次のように簡単です。

    演習4-4

    1. gnuplot を起動し、次の操作を行うと何が表示されるか調べなさい。
      1. plot sin(x)
      2. plot sin(x),cos(x)
      3. plot [0:2*pi] sin(x)
      4. plot [0:2*pi][0:1] sin(x)
      5. plot [][:0] sin(x)
    2. 次のような値を入れたファイルを作り、c:\work\testdata という名前で 保存しなさい。
      0 3
      4 5
      10 7
      
      そして、 gnuplot で、
      1. cd 'c:\work'
      2. plot "testdata"
      としなさい。
    3. sin(x) のグラフを GIMP に取り込み、 PNG 形式のファイルとしてセーブ しなさい。
      1. グラフの表示されているウィンドウの上のバーを左クリックし、青い表示 にする。
      2. 「Alt+PrtSc(Printscreen)」キーを押す。
      3. GIMP で「ファイル→取り込み→クリップボードから」を選択する。
      4. 画像のサイズを調整する。画像上で右クリックし、「画像→拡大縮小...」 を選び、「新しい幅」の欄に数値を入れ、「了解」を左クリックする。 坂本は通常 400 ピクセルの幅に指定している。
      5. 画像を PNG 形式で保存する。

    なお、TeX のドキュメントに入れる画像を作るには、 EPS ファイルで出力し ます。次のようにすると detafile というファイルからデータを読んでプロッ トしたグラフを graph.eps というファイル名で白黒の EPS ファイルに保存し ます(カラーの出力にする場合は monochrome を color に変更します)。

    set terminal postscript eps monochrome
    set output "graph.eps"
    cd 'c:\work'
    plot [0:][0:] "datafile", 0.5*x+1
    

    4-7. 清書

    清書とは文章を見やすく表現するものです。 コンピュータで行う清書のうち、マークアップ言語 HTML 4.01による清書を取 り上げます。

    文章の構造

    文章には次のような構造があります。
    1. 表題
    2. 見出し
    3. 段落
    4. 箇条書

    HTML の基本的な仕様

    HTML は SGML という言語から作られた、 Web のページを作成するためのマークアッ プ言語です。 これをマスターすると Web のページを作ることができます。 HTML では、文書はヘッダとボディに分けることができます。

    ヘッダ

    ここでは HTML の決まりごとを書かねばなりません。 ここでは、最低限次のようなことを書く必要があります。

    1. HTML 言語の ver. 4.01 であることを宣言
    2. 日本語の HTML であることを宣言
    3. 漢字コードとして Shift_JIS(マイクロソフト漢字コード)を指定
    4. 作者のメールアドレスを指定
    5. タイトルを指定

    これは実際には次のようにします。

    <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
    <html lang="ja">
    <head>
    <META HTTP-EQUIV=CONTENT-TYPE CONTENT="text/html; charset=Shift_JIS">
    <LINK REV=MADE HREF="mailto:sakamoto@c.dendai.ac.jp">
    <title lang="ja">タイトル</title>
    </head>
    

    なお、本教材では、見栄えを良くするためにスタイルシートを使っています。 スタイルシートを使用する場合は、スタイルシートファイルを作成してから、 次の行をヘッダの中に書きます(ここではスタイルシートのファイル名は default.css としています)。

    <link rel="stylesheet" type="text/css" href="default.css">
    

    ボディ

    HTML 言語では、マークアップする対象(エレメント)をタグと呼ばれる記号列 で囲みます。開始タグは <エレメント名> で表し、終了タグは </エ レメント名> で表します。 ボディでは次の body と /body の間に本文を HTML 言語に基づいて書きます。

    <body>
    本文
    </body>
    </html>
    

    パラグラフ

    パラグラフ(段落)は <p> と </p>の間に書きます。

    例
    <p> パラグラフ(段落)は &lt;p&gt; と &lt;/p&gt;の間に書きます。</p>
    

    なお、このように <, > は特殊な意味(タグを表す)を持つ記 号なので、通常の文章の中に書くことはできません。 そのため、これらの記号は次のようにして入力します(セミコロン「;」を忘れ ないように)。

    <
    &lt;
    >
    &gt;
    &
    &amp;

    見出し

    見出しはレベル 1 からレベル 6 まで用意されています。一番の大見出しは <h1> と </h1> で囲みます。 通常、レベルを飛び越えて見出しを使ってはいけません。

    例
    <h1>HTMLについて</h1>
    <h2>headerとは……</h2>
    <h2>bodyとは……</h2>
    <h3>見出し</h3>
    

    箇条書

    HTML では箇条書は(事実上)三種類用意されています。 通し番号を自動的につけるもの、それぞれの項目の頭に同じマークをつけるも の、項目名を指定するものがあります。

    <ol>
    <li>内容 1
    <li>内容 2
    </ol>
    

    とすると、次のようになります。

    1. 内容 1
    2. 内容 2
    <ul>
    <li>内容 1
    <li>内容 2
    </ul>
    

    とすると、次のようになります。

    <dl>
    <dt>内容 1
    <dd>内容 1 の説明
    <dt>内容 2
    <dd>内容 2 の説明
    </dl>
    

    とすると、次のようになります。

    内容 1
    内容 1 の説明
    内容 2
    内容 2 の説明

    画像の挿入

    画像の挿入は次の形式で行います。

    <img src="画像のURL" alt="画像が表示されなかった時に表示する文字"
    width=画像の横幅 height=画像の高さ>
    

    画像のフォーマットは、線画なら PNG、写真のような画像なら JPEG がお勧め です。 なお、画像は普通の文字と同じような要素として扱われます。 文章中に入れると、文字として扱われるため、期待しているフォーマットと異 なる可能性があります。 行を改めて画像を配置するには、 <br> という強制改行タグを使用しま す。

    <img src="http://edu.net.c.dendai.ac.jp/literacy/2002/fair/cutbuffer.png" alt="カットバッファの説明図" width=521 height=549>

    プリフォーマット

    HTML は連続した一つ以上の空白や改行は全て一つの空白と見なしてしまいます。 文字で作った表や、絵、数式などを表示するため、空白、改行などを入力した 通りに表示させるには、 <pre> と </pre> で囲みます。

    <pre>
      | x | y | z 
    --+-----------
    a | 1 | 2 | 3
    b | 4 | 5 | 6
    c | 7 | 8 | 9
     
    \○
      □〉
      ||
    
       3
    - ---
       5
    </pre>
    

    数式

    HTML には複雑な数式を書く機能はありません。 但し、次のようにするとある程度の式を書くことができます。

    変数
    <var> と </var> で囲む。
    上付文字
    <sup> と </sup> で囲む。
    下付文字
    <sub> と </sub> で囲む。
    ベクトル、行列などの太字の変数
    <var><b> と </b></var> で囲む。
    分数、行列
    プリフォーマットを使う。

    <var>a</var>sin<sup>2</sup><var>x</var>

    asin2x
    

    <var><b>A</b></var><var><b>x</b></var> =<var><b>S</b></var><var><b>B</b></var><var><b>S</b></var><sup>-1</sup>

    Ax=SBS-1
    

    <var>n</var> <var>n</var>(<var>n</var>+1) Σ<var>i</var> =-------- <var>i</var>=0 2

     n     n(n+1)
     Σi =--------
    i=0      2
    

    その他

    水平線、他の文書へのリンク、表の作成など良く使われるものがあります が、今回は省略しました。

    演習4-5

    1. 次の内容を Meadow にコピーし、c:\work\doc\test.html というファイル 名で保存しなさい。
      <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
      <html lang="ja">
      <head>
      <META HTTP-EQUIV=CONTENT-TYPE CONTENT="text/html; charset=Shift_JIS">
      <LINK REV=MADE HREF="mailto:xxxx@ed.cck.dendai.ac.jp">
      <title lang="ja">HTML のテスト</title>
      </head>
      <body>
      <h1>テスト文書</h1>
      <h2>自己紹介</h2>
      <dl>
      <dt>氏名
      <dd>名無しの権兵衛
      <dt>学籍番号
      <dd>02kc999
      </dl>
      <h2>本日の学習内容</h2>
      <p>本日は次のようなことを学習しました。</p>
      <ol>
      <li>最初の話題
      <li>次の話題
      <li>画像の作成
      <br>
      <img src="test.png" alt="らくがき" width=256 height=256>
      </ol>
      </body>
      </html>
      
    2. c:\work\test.html を Netscape Communicator で表示しなさい。
    3. 上記の内容を変更して、変更結果を表示しなさい。
    4. 配布したプリントを HTML の文書として清書しなさい。

    学生用のサーバー

    総合メディアセンターでは学内公開用サーバを用意しています。 余力のある人は 教育用システム の「UNIXサーバ(ワークステーション)」の中の「個人用のホームページ領域」 という部分を参照して下さい。

    4-8. TeX

    TeX は計算機科学者 Knuth が作成した論文プロセッサです。 さらに同じく計算機科学者 Lamport が機能を追加したのは LaTeX と呼ばれて います。 LaTeX を株式会社 ASCII が日本語化したものを pLaTeX と呼びます。

    LaTeX(pLaTeX) には、自動レイアウト、英単語の自動ハイフネーション、豊富 な数式表現、自動番号付け、参照の自動解決など、便利な機能が満載され、 多くの学会などで論文の提出形式になっています。 また、一部の技術系の本の作成に使用されています。

    時間の都合で、授業では取り上げませんが、本格的な清書文書を作りたいと思 う方は是非インストールして使って下さい。 また、dvioutという TeX 用画面出力ソフトウェアは、プレゼンテー ションにも利用できます。数式を多用したプレゼンテーションには最適です。

    なお、本日配布した資料は pLaTeX で作成しました。 PDF ファイルは Adobe Acrobat Readerをインストールすると見ることができます。

    4-9. キーボード入門

    本日は増田法と言う方法により、英文タイプのブラインドタッチを覚えま す。なお、市販のタイプ練習ソフトウェアを選ぶ際は、失敗を強調しないよう な練習法を選びましょう。

    準備

    Meadow などのエディタを開き、文字を入力できるようにします。 右手の中指はk、左手の中指は d が乗るようにキーボードに指を置きます。 自然に右手は、人差指が j、中指は k、薬指が l、小指が ; の上に置かれま す。 左手は、人差指が f、中指は d、薬指は s、小指が a の上に置かれます。 この練習法ではこの指の位置が基本になります。基本となる指の位置をホー ムポジションといいます。

    以下の練習では指示通りキーを打ちます。但し、キーボードの字を見てはいけ ません。画面をみるようにして下さい。 また、区切りとして、スペースキーや Enter キーを適宜押して下さい。 スペースキーは右手の親指で、 Enter キーは右手の小指で押して下さい。 また、間違えても消してはいけません。気を落ち着けて打ち直して下さい (間違いを訂正すると、訂正している状況を手が覚えてしまい、間違いを練習 することになってしまいます)。

    右手の練習

    指の配置表: 中指、人差指、薬指、小指の順、中段、上段、下段の順

    右手中段の練習

    1. 右手中指中段を押すと、「k」が表示される。
      kk 2k 3k 4k 5k
      を打つと画面には
      kk jk hk lk ;k
      が表示される。
      kk 2k 3k 4k 5k 6k 7k 8k 9k 10k 11k 12k 13k 14k 15k
      を打つと画面には
      kk jk hk lk ;k ik uk yk ok pk ,k mk nk .k /k
      が表示される。
    2. 右手人差指中段を押すと、「j」が表示される。
      kj jj 3j 4j 5j
      を打つと画面には
      kj jj hj lj ;j
      が表示される。
      kj jj 3j 4j 5j 6j 7j 8j 9j 10j 11j 12j 13j 14j 15j
      を打つと画面には
      kj jj hj lj ;j ij uj yj oj pj ,j mj nj .j /j
      が表示される。
    3. 右手人指指を開いて中段を押すと、「h」が表示される。
      kh jh hh 4h 5h
      を打つと画面には
      kh jh hh lh ;h
      が表示される。
      kh jh hh 4h 5h 6h 7h 8h 9h 10h 11h 12h 13h 14h 15h
      を打つと画面には
      kh jh hh lh ;h ih uh yh oh ph ,h mh nh .h /h
      が表示される。
    4. 右手薬指中段を押すと、「l」が表示される。
      kl jl hl ll 5l
      を打つと画面には
      kl jl hl ll ;l
      が表示される。
      kl jl hl ll 5l 6l 7l 8l 9l 10l 11l 12l 13l 14l 15l
      を打つと画面には
      kl jl hl ll ;l il ul yl ol pl ,l ml nl .l /l
      が表示される。
    5. 右手小指中段を押すと、「;」が表示される。
      k; j; h; l; ;;
      k; 2; 3; 4; 5; 6; 7; 8; 9; 10; 11; 12; 13; 14; 15;
      を打つと画面には
      k; j; h; l; ;; i; u; y; o; p; ,; m; n; .; /;
      が表示される。

    練習

    kk jk hk lk ;k
    kjhl; kjhl; hjkl; ;lkjh
    

    右手上段の練習

    指の配置表: 中指、人差指、薬指、小指の順、中段、上段、下段の順
    1. 右手中指上段を押すと、「i」が表示される。
      ki ji hi li ;i
      ki ji hi li ;i ii 7i 8i 9i 10i 11i 12i 13i 14i 15i
      を打つと画面には
      ki ji hi li ;i ii ui yi oi pi ,i mi ni .i /i
      が表示される。
    2. 右手人差指上段を押すと、「u」が表示される。
      ku ju hu lu ;u
      ku ju hu lu ;u iu uu 8u 9u 10u 11u 12u 13u 14u 15u
      を打つと画面には
      ku ju hu lu ;u iu uu yu ou pu ,u mu nu .u /u
      が表示される。
    3. 右手人差指を開いて上段を押すと、「y」が表示される。
      ky jy hy ly ;y
      ky jy hy ly ;y iy uy yy 9y 10y 11y 12y 13y 14y 15y
      を打つと画面には
      ky jy hy ly ;y iy uy yy oy py ,y my ny .y /y
      が表示される。
    4. 右手薬指上段を押すと、「o」が表示される。
      ko jo ho lo ;o
      ko jo ho lo ;o io uo yo oo 10o 11o 12o 13o 14o 15o
      を打つと画面には
      ko jo ho lo ;o io uo yo oo po ,o mo no .o /o
      が表示される。
    5. 右手小指上段を押すと、「p」が表示される。
      kp jp hp lp ;p
      kp jp hp lp ;p ip up yp op pp 11p 12p 13p 14p 15p
      を打つと画面には
      kp jp hp lp ;p ip up yp op pp ,p mp np .p /p
      が表示される。

    練習

    kk jk hk lk ;k ik uk yk ok pk
    kook joy hook look iou uhhuh you ohio pull hiphop
    

    右手下段の練習

    指の配置表: 中指、人差指、薬指、小指の順、中段、上段、下段の順
    1. 右手中指下段を押すと、「,」が表示される。
      k, j, h, l, ;,
      k, j, h, l, ;, i, u, y, o, p, ,, 12, 13, 14, 15,
      を打つと画面には
      k, j, h, l, ;, i, u, y, o, p, ,, m, n, ., /,
      が表示される。
    2. 右手人差指下段を押すと、「m」が表示される。
      km jm hm lm ;m
      km jm hm lm ;m im um ym om pm ,m mm 13m 14m 15m
      を打つと画面には
      km jm hm lm ;m im um ym om pm ,m mm nm .m /m
      が表示される。
    3. 右手人差指を開いて下段を押すと、「n」が表示される。
      kn jn hn ln ;n
      kn jn hn ln ;n in un yn on pn ,n mn nn 14n 15n
      を打つと画面には
      kn jn hn ln ;n in un yn on pn ,n mn nn .n /n
      が表示される。
    4. 右手薬指下段を押すと、「.」が表示される。
      k. j. h. l. ;.
      k. j. h. l. ;. i. u. y. o. p. ,. m. n. .. 15.
      を打つと画面には
      k. j. h. l. ;. i. u. y. o. p. ,. m. n. .. /.
      が表示される。
    5. 右手小指下段を押すと、「/」が表示される。
      k/ j/ h/ l/ ;/
      k/ j/ h/ l/ ;/ i/ u/ y/ o/ p/ ,/ m/ n/ ./ //
      を打つと画面には
      k/ j/ h/ l/ ;/ i/ u/ y/ o/ p/ ,/ m/ n/ ./ //
      が表示される。

    練習

    kk jk hk lk ;k ik uk yk ok pk ,k mk nk .k /k
    moon nippon only my him
    In Jun., I look in on you on Mon.
    

    左手の練習

    左手中段の練習

    指の配置表: 中指、人差指、薬指、小指の順、中段、上段、下段の順
    1. 左手中指中段を押すと、「d」が表示される。
      dd 2d 3d 4d 5d
      を打つと画面には
      dd fd gd sd ad
      が表示される。
      dd 2d 3d 4d 5d 6d 7d 8d 9d 10d 11d 12d 13d 14d 15d
      を打つと画面には
      dd fd gd sd ad ed rd td wd qd cd vd bd xd zd
      が表示される。
    2. 左手人差指中段を押すと、「f」が表示される。
      df ff 3f 4f 5f
      を打つと画面には
      df ff gf sf af
      が表示される。
      df ff 3f 4f 5f 6f 7f 8f 9f 10f 11f 12f 13f 14f 15f
      を打つと画面には
      df ff gf sf af ef rf tf wf qf cf vf bf xf zf
      が表示される。
    3. 左手人差指を開いて中段を押すと、「g」が表示される。
      dg fg gg 4g 5g
      を打つと画面には
      dg fg gg sg ag
      が表示される。
      dg fg gg 4g 5g 6g 7g 8g 9g 10g 11g 12g 13g 14g 15g
      を打つと画面には
      dg fg gg sg ag eg rg tg wg qg cg vg bg xg zg
      が表示される。
    4. 左手薬指中段を押すと、「s」が表示される。
      ds fs gs ss 5s
      を打つと画面には
      ds fs gs ss as
      が表示される。
      ds fs gs ss 5s 6s 7s 8s 9s 10s 11s 12s 13s 14s 15s
      を打つと画面には
      ds fs gs ss as es rs ts ws qs cs vs bs xs zs
      が表示される。
    5. 左手小指中段を押すと、「a」が表示される。
      da fa ga sa aa
      da fa ga sa aa 6a 7a 8a 9a 10a 11a 12a 13a 14a 15a
      を打つと画面には
      da fa ga sa aa ea ra ta wa qa ca va ba xa za
      が表示される。

    練習

    dd fd gd sd ad
    kk jk hk lk ;k
    dd fd gd sd ad
    dad fad gas sad as
    dig fall going slash and
    I am saying Hi, and shaking hands.
    If you go shopping, go as soon as you finish planing.
    

    左手上段の練習

    指の配置表: 中指、人差指、薬指、小指の順、中段、上段、下段の順
    1. 左手中指上段を押すと、「e」が表示される。
      de fe ge se ae
      de fe ge se ae ee 7e 8e 9e 10e 11e 12e 13e 14e 15e
      を打つと画面には
      de fe ge se ae ee re te we qe ce ve be xe ze
      が表示される。
    2. 左手人差指上段を押すと、「r」が表示される。
      dr fr gr sr ar
      dr fr gr sr ar er rr 8r 9r 10r 11r 12r 13r 14r 15r
      を打つと画面には
      dr fr gr sr ar er rr tr wr qr cr vr br xr zr
      が表示される。
    3. 左手人差指を開いて上段を押すと、「t」が表示される。
      dt ft gt st at
      dt ft gt st at et rt tt 9t 10t 11t 12t 13t 14t 15t
      を打つと画面には
      dt ft gt st at et rt tt wt qt ct vt bt xt zt
      が表示される。
    4. 左手薬指上段を押すと、「w」が表示される。
      dw fw gw sw aw
      dw fw gw sw aw ew rw tw ww 10w 11w 12w 13w 14w 15w
      を打つと画面には
      dw fw gw sw aw ew rw tw ww qw cw vw bw xw zw
      が表示される。
    5. 左手小指上段を押すと、「q」が表示される。
      dq fq gq sq aq
      dq fq gq sq aq eq rq tq wq qq 11q 12q 13q 14q 15q
      を打つと画面には
      dq fq gq sq aq qq rq tq wq qq cq vq bq xq zq
      が表示される。

    練習

    ed rd td wd qd
    dd fd gd sd ad
    kk jk hk lk ;k
    eat rat tag war qatar
    english rolling translation white quantity
    We take this lesson after we finish a meal.
    We are training typing.
    

    左手下段の練習

    指の配置表: 中指、人差指、薬指、小指の順、中段、上段、下段の順
    1. 左手中指下段を押すと、「c」が表示される。
      dc fc gc sc ac
      dc fc gc sc ac ec rc tc wc qc cc 12c 13c 14c 15c
      を打つと画面には
      dc fc gc sc ac ec rc tc wc qc cc vc bc xc zc
      が表示される。
    2. 左手人差指下段を押すと、「v」が表示される。
      dv fv gv sv av
      dv fv gv sv av ev rv tv wv qv cv vv 13v 14v 15v
      を打つと画面には
      dv fv gv sv av ev rv tv wv qv cv vv bv xv zv
      が表示される。
    3. 左手人差指を開いて下段を押すと、「b」が表示される。
      db fb gb sb ab
      db fb gb sb ab eb rb tb wb qb cb vb bb 14b 15b
      を打つと画面には
      db fb gb sb ab eb rb tb wb qb cb vb bb xb zb
      が表示される。
    4. 左手薬指下段を押すと、「x」が表示される。
      dx fx gx sx ax
      dx fx gx sx ax ex rx tx wx qx cx vx bx xx 15x
      を打つと画面には
      dx fx gx sx ax ex rx tx wx qx cx vx bx xx zx
      が表示される。
    5. 左手小指下段を押すと、「z」が表示される。
      dz fz gz sz az
      dz fz gz sz az ez rz tz wz qz cz vz bz xz zz
      を打つと画面には
      dz fz gz sz az ez rz tz wz qz cz vz bz xz zz
      が表示される。

    練習

    cd vd bd xd zd
    dd fd gd sd ad
    kk jk hk lk ;k
    cat vertex bear extra zebra
    congratulations violence business extraordinary zoology
    Now, we have finished learning the location of each keys.
    Then, let us exercise typing a little.
    Type abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.
    Did you finish typing above examples?
    Ok, then you may type anything freely.
    Write what you did last Sunday.
    
    坂本直志 <sakamoto@c.dendai.ac.jp>
    東京電機大学工学部情報通信工学科